◇◆冷凍食品の定義
さまざまな食品の品質(味・風味・歯ざわり・色・香り・栄養・
衛生状態など)をとりたて作りたての状態で長期間保存するため、
冷凍食品は生まれました。
冷凍食品について、わが国では法律や規制、基準などにより、さ
まざまな定義があります。世界で共通する以下の4つの条件を備え
たものが、厳密な意味での「冷凍食品」なのです。
●下処理してある
新鮮な原料を洗浄して、あらかじめ下処理をしています。
魚の場合、頭や骨、内蔵などの不可食部分を除去。三枚おろしや切
り身にしてパン粉をまぶし、油で揚げるだけで魚フライができるよ
うに調理するなど。利用者にかわって、あらかじめ下処理をしてあ
ります。
●急速冷凍してある
食品を冷凍する際、組織が壊れて品質が変わらないよう、非常に
低い温度で急速冷凍します。急速冷凍した食品は、氷の結晶が小さ
く、上手な解凍で凍結前の状態に近い品質を再現します。
【急速冷凍】
品温が低下する過程で、食品の細胞に大きな氷の結晶ができ
て組織を破壊することがあります。これを防ぐため、非常に低
い温度で最大氷結晶生成温度帯(通常−1℃〜−5℃)を短時
間で通過して冷凍することです。
●消費者包装がしてある
包装することにより、流通過程における汚染や乾燥、酸化から食
品を守ります。
冷凍食品の包装には以下の事柄が表示されています。
品名・原材料名・添加物・内容量・賞味期限・保存方法・使用方法・
凍結前加熱の有無・喫食時加熱の必要性・製造者名または販売者名
および住所(輸入品の場合は、原産国名と輸入業者および住所)・
JASマークや認定証マーク・取扱上や保存上の注意事項など。
●品温を−18℃以下に
生産、貯蔵、輸送、配送、販売の各段階を通じて一貫して冷凍食
品の品温が−18℃以下を保っています。
このため、製造後約1年間は、最初の品質が変わりません。これは
アメリカの実験でも実証されています。