ペッパー料理作って 公開授業で児童がプログラミング体験


入力した通りにペッパーが動くかどうかを確認する児童

 栄養士や栄養教諭が食育と組み合わせて児童にプログラミングを教える講座「ロボットレストラン」の公開授業が、青森県五戸町の切谷内小であった。

 ソフトウエア開発のタイムソフト(青森県田子町)が、県内の栄養士らでつくる県学校給食コンピュータ研究会と連携して実施。人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を活用し、4〜6年生約30人が簡単なプログラミングを学んだ。
 児童はペッパーが注文を聞いてから画面上で料理を完成させ、客に提供するまでをプログラミングした。注文を理解する仕組みや調理の手順を考えてパソコンで入力し、客に料理を出す際の言葉も工夫した。
 プログラムが正しく働き、画面上で料理が仕上がると児童は笑みを浮かべた。
 感想発表で6年工藤泰庸君(11)は「プログラミングの楽しさと大変さが分かった」、6年豊川結太君(12)は「ロボットを動かせて楽しかった。次に機会があれば、学んだことを生かしたい」と話した。
 公開授業は22、23の両日実施。講座はタイムソフトが提案し、総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業として採択された。9月16日には、白河市表郷小でも実証授業が行われる予定。